事例紹介|お名前.comメールが送信できない

ご相談

会社で利用しているEメールが送信できません。原因を調査してください。

対応

お名前ドットコムのメールは、Gmailへ送信できない問題など、最近よく問い合わせを受ける印象です。
今回の問題は、特定の社員のみメールが送信できない問題です。

お客様はGmailを利用してメールを送受信されています。
メール送受信を検証したところ、相談通りメール送信時できずエラーメールが返ってきます。
同じお名前ドットコムのメールは問題なく送受信できており、このメールアドレスに限った問題でした。

Gmailの設定より、送信設定の再認証を試みましたが、パスワード不一致のエラーとなります。

お名前ドットコムに問い合わせたところ、特に問題は生じていないとの一次回答でしたが、
他のメールでは送受信できることを報告したところ、問題が生じているアドレスについて
不正アクセスが疑われる動きが検知されたため、メール送信サービスが停止されている」ことが判明しました。

不正な動きが検知された場合に、被害防止のためにサービスを停止していただけるのは、必要であり利用者としても助かる機能です。
しかしながら、
– 制限がかかったことの通知先が「問題の生じた本人宛」である
– 管理画面ではサービス停止が生じてることがわからない
– サポートセンターも、一次対応時には気づかない
など、管理者目線では異常が起きたことに気付くのが難しいことが難点ですね…。

サポートセンターからの案内に沿って、パスワードを変更することでサービスを再開させ、問題が解消したことを確認しました。

再発防止策としては、メール送受信を多要素認証を用いるGoogleWorkspaceへの移行を検討中です。
GoogleWorkspaceの利用料分、固定費が高くなりますが、
メールの安全性を確保だけでなく、社内コミュニケーションの効率化を考えると、コスパの高いサービスです。
お名前ドットコムをはじめとしたレンタルサーバーに付帯される無料メールサービスをご利用の方は、
ぜひ問題が起きる前に安全性の高いメールサービスの導入検討をお勧めします。